「今年の忘年会、余興でクイズ大会やってよ。最近流行りのAIとか使えばすぐ作れるでしょ?」
上司や同僚からそんな風に軽く頼まれ、「まあChatGPTに聞けば5分で終わるか」と安易に引き受けてしまった幹事の皆さん。……**そのままだと、当日地獄を見るかもしれません。**
実は今、AIで作ったクイズで現場が「シーン……」と静まり返る「AIスベり」という現象が多発しています。
今回は、なぜAIにクイズを任せると滑るのか、そして参加者が身を乗り出して爆笑する「本当に面白いクイズ」の作り方を解説します。
なぜAIが作ったクイズは『滑る』のか?
ChatGPTなどのAIは非常に優秀ですが、クイズに関しては致命的な弱点が3つあります。
1. 「一般的」すぎて答えがバレバレ
AIはネット上の膨大な情報から「正解」を探すのが得意です。そのため、「日本の首都は?」レベルの、誰でも知っている、あるいは調べれば1秒で分かる問題ばかりを作りたがります。これでは驚きも発見もありません。
2. その場の「空気」と「あるある」が読めない
クイズ大会が最も盛り上がるのは、その場にいる人だけに刺さる「文脈」がある時です。たとえばIT企業なら「デプロイ直後のあの静寂の名前は?」といった、AIには決して分からない実体験ベースの自虐や苦労話こそが最高の調味料。AIにはこの「共感」が作れません。
3. 「正解させること」を目的にしてしまう
AIにとってクイズとは、正しい答えを導き出すテストのようなものです。しかし、余興のクイズの目的は「場を温めること」。たとえ答えが分からなくても、選択肢を見ているだけで「そんなわけあるか!w」とツッコミたくなるような遊び心がAIには足りないのです。
本当に盛り上がるクイズの3条件
では、参加者に「今年の幹事、センスいいな!」と言わせるにはどうすればいいか?
答えは簡単。以下の3つを意識するだけです。
- 業界・仲間にしか分からない「自虐ネタ」を混ぜる:苦労を知っているからこそ笑える「あるある」は最強の武器です。
- 選択肢でボケる:正解以外の3つの選択肢をいかにバカバカしく、かつ「あり得そう」にするかでセンスが決まります。
- 司会の演出を助ける「豆知識」をセットにする:正解発表の後に「実はこれ、先月のXXのプロジェクトでも起きた事件でして……」と一言添えるだけで、クイズは一気にエンターテインメントになります。
幹事のセンスは「問題選び」で決まる
忙しい皆さんが、一からマニアックな問題を何百問も作るのは大変です。しかし、既存の問題集から「これならウチの連中に刺さる!」というものを選び抜く力こそが、今の時代に求められる幹事のスキルです。